「なら、莉茉?」 「うん?」 「早く身体を治せ。」 さらりと、暁が私の髪を撫でる。 そして。 「莉茉、お前が足りない。」 甘く囁く。 ゆるりと、暁が口角を上げた。 「っっ、」 あまりの妖艶さに、くらりと目眩が起きる。 ………………でも。 目が逸らせない。 魅せられる。 暁の全てに、反応せずにはいられない。 ………………あぁ…。 どこまでも、溺れていく。 羞恥に顔を赤らめる私を、暁の愛おしいげな眼差しが見つめていた。