「だから、さ?」 「うん?」 「暁には、凄く心配を掛けちゃったけど…。」 俺を見上げる莉茉が、眉を下げて困ったような表情を浮かべる。 「………、その夢が見れて、私は嬉しかった。」 「………………そうか。」 「うん、ごめんね?」 また、申し訳なさそうに眉を下げ続ける莉茉は、謝罪を繰り返す。 「狡いな。」 「え?」 「そんな顔をされて、俺が莉茉を許さない訳がないだろ?」 これも、惚れた弱味だ。 俺は、莉茉には甘い。