「………、そっか、一週間も寝ていたんだ。」 「あぁ、莉茉、寝過ぎだぞ?」 ふっと笑った俺は、莉茉の前髪を横に払う。 初めて味わった。 誰かを失うかもしれない、この恐怖心。 今までの俺には、怖いものなど何一つなかったのに。 「お前は、俺を殺す気か?」 身を切られるような痛みを、痛切に味わったんだ。 「………………暁、ごめん。」 莉茉が眉を下げる。