「良かった、莉茉。」 莉茉の声。 その、表情。 俺の妄想でも、夢でもない。 全てが、紛れもない現実だ。 「暁、ここは?」 「病院だ。」 「………病院…。」 莉茉の視線が、また宙をさ迷う。 「………そっか、私、茉莉に刺されて…。」 「………。」 やっばり、覚えてるか。 正直、忘れていて欲しかった。