「………………莉茉…。」 目覚めない莉茉の手を握る。 刺された、あの日から一週間。 依然、莉茉の瞳は閉じられたまま、規則的に呼吸を繰り返すだけ。 話す事も。 あの笑顔さえ、ない現実。 俺をその瞳に映し出す事さえもなく、ずっと、莉茉は深い眠りに付いている。 ーーーーー穏やかな顔のまま。 「早く、目を覚ませ。」 さらりと、俺は手触りの良い莉茉の髪の毛を撫でた。