寵愛の姫 Ⅳ  【完結】



「っ、待ってっ?」

「「うん?」」


息ぴったりに振り返った2人に、苦笑いを浮かべる。



「ねぇ、どこに行くの?」



2人が怖いとかは、なぜか思えないけれど、当てもなく歩き回りたくはない。



「あそこだよ。」

「あそこ~」



男の子達が指差した先。



「あそこ?」



私が訝しげに視線を向ければ、うっすらと射し込む一筋の光があった。