「っっ、」 その瞬間。 莉茉の目から、ぽろりと涙が零れ落ちた。 「………………っ、莉茉…。」 それを見て、私の胸がずきりと痛むけど。 悲痛に歪む莉茉から、目を逸らす。 分かっていたの。 全ては、私のせいなんだって事は。 そう分かっていても、あの日の真実を、莉茉に話す気にはなれなかった。 だって。 ………………それを莉茉がお母さんに言ってしまったら?