「………気安く、私をお母さんなんて呼ばないでちょうだい。」 「っっ、」 憤怒の表情を浮かべ、眉を吊り上げたお母さんに、びくりと莉茉の肩が跳ねる。 「………っ、ご、めんなさい。」 「………………はぁ、本当、あんたなんか生まなければ良かったわ。」 「っっ、」 冷たく吐き捨てお母さんに、莉茉の顔がぐしゃりと悲痛に歪んだ。 ………………幼い彼女の心に、何度、爪痕を残した事だろう。 「私の子供は、茉莉ちゃんだけよ。」 お母さんは、にっこりと私に微笑んだ。 ーーーー偽りの笑顔で。