オルタンスが去ってから、俺はルレイアから送られてきたメールを改めて読んだ。
ラブレターだの浮気するなだのは置いておいて…。
…『猫』は、ルレイアの誘いを受けるのか。
覚悟していたこととはいえ、さすがに緊張もする。
これから、ルレイアの計画が本格的に動き出すのだ。
『シュレディンガーの猫』を騙し、帝国騎士団を陥れる振りをする。
その裏では帝国騎士団と協力して、『シュレディンガーの猫』を陥れる。
非常に繊細な仕事だ。何一つボロがあってはならない。ほんの少しのミスが命取りになる。
そんな危険の中に、ルレイアは自ら飛び込んでいったのだ。
そして、俺も。
…もしルレイアの計画が上手く行かなかったら、俺もただでは済まない。
同盟関係にあるとはいえ、帝国騎士団は元々俺達の宿敵。そして、俺はその宿敵の巣の中に囚われている人質。
安全な立場とは程遠い。
それでも、どんな運命に転がろうとも…俺は受け入れるつもりだった。
ルレイアが堕ちていくなら、俺は何処にでも堕ちよう。
一人にはしない。絶対に。
「…上手くやれよ、ルレイア」
俺は、大事な相棒のことを思った。今すぐに会えたら、どんなに良いだろうと。
ラブレターだの浮気するなだのは置いておいて…。
…『猫』は、ルレイアの誘いを受けるのか。
覚悟していたこととはいえ、さすがに緊張もする。
これから、ルレイアの計画が本格的に動き出すのだ。
『シュレディンガーの猫』を騙し、帝国騎士団を陥れる振りをする。
その裏では帝国騎士団と協力して、『シュレディンガーの猫』を陥れる。
非常に繊細な仕事だ。何一つボロがあってはならない。ほんの少しのミスが命取りになる。
そんな危険の中に、ルレイアは自ら飛び込んでいったのだ。
そして、俺も。
…もしルレイアの計画が上手く行かなかったら、俺もただでは済まない。
同盟関係にあるとはいえ、帝国騎士団は元々俺達の宿敵。そして、俺はその宿敵の巣の中に囚われている人質。
安全な立場とは程遠い。
それでも、どんな運命に転がろうとも…俺は受け入れるつもりだった。
ルレイアが堕ちていくなら、俺は何処にでも堕ちよう。
一人にはしない。絶対に。
「…上手くやれよ、ルレイア」
俺は、大事な相棒のことを思った。今すぐに会えたら、どんなに良いだろうと。


