冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした


勇気「・・・結局我慢できずに2時になったし」


私は浴槽セットを持ってお風呂場に向か
った


菊「こんばんは」


美海「んん~こんばんは・・」


菊「仮眠を取らなかったのですか?」


美海「できることならしたかったです…・」


菊「ん?」


チャポン・・・気持ち~


美海「菊さんがお湯を張ってくれたんですか?」


菊「ええ、疲れが取れますよ」


美海「たしかに、疲れが取れます・・・」


気持ち良すぎてうたた寝していて目を覚
ます


美海「?!菊さん!」


菊「どうかしましたか?」


よかったいる


美海「ごめんなさい!湯船が気持ち良すぎて長いしちゃいました」


菊「大丈夫ですよ」


美海「今からドライヤーすぐにしますからどこにも行かないでくださいね!!」


菊「はいはい笑」


ブウォーン~


美海「終わりました!ごめんなさい」


菊「大丈夫です部屋まで送ります」


美海「いえここで、見つかったら大変ですから」


菊「わかりました。おやすみなさい」


美海「おやすみなさい」


部屋に戻ると先生のいびきは鳴り止んで
いた


美海「これでゆっくり寝れる」


そう思い部屋を開けると・・・大惨事だっ



美海「なんじゃこりゃ」


そう・・・みんなの寝相が悪すぎて布団からはみ出す奴、力の腕に潰された奴しまいには星矢は私の布団ごと占領している


美海「どうやってねんのよ」


まあ、そんなことも言っている余裕もない朝、明日もきつい仕事が待っている。私はみんなを適当に元の位置に戻しゆっくりと寝た。


はあ~誰にまでバレませんように。


美海「すー・・・ぐえ!な、なに?!」


星矢「ぐうー」


星矢の腕がクリンヒットに頭に当たりまた
目が覚めてしまった・・・


美海「・・・何が先生のいびきがうるさいよ、十分みんなも星矢もうるさいじゃない!てかこんなんなれるわけない!」


くま「んん~・・・」


おいおい!なんで私の所に?!転がってく
んなよ!


バシッ


くま「すー」


くまの手で顔をパチン!


流石の私も我慢できずに部屋から出て泣
きながら菊さんの部屋に向かった


美海「ううッ・・・痛い・・・ヒック・・・」


?「……?!」


ドンツ


私はうつむいていて前に人が来ることをき
ずかずぶつかってしまった。