冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした


?「こいつから離れろ」


バキッ!!


ボス「?!ヴッ……がは!!」

バタン!!


美海「……」

あれは……


?「立て」


ダン!バキッ!!


だめ……意識が……


?「やめろそいつもう意識ねぇこれ以上はやめろ」


?「はぁはぁ……」


黒い影の人は私に近づき軽々と持ち上げた


?「寝ろ……理由は後だ」


美海「はい……」


返事をするのもやっとでそこで完全に意識を落とした


…………



美海「んんッ……」


ここどこ?


?「起きたか」


顔を覗き込んだのは……


美海「ま、真希さん……」


真希「しっかり判断もできるな」


美海「はい」


真希「医者呼んでくる」


そこからは検査の嵐だった


美海「つ、疲れた」


看護師「まだアザとか傷はありますが体に以上は見られないとの事なので2.3日入院で大丈夫ですよ」


美海「ありがとうございます」


看護師「それでは」


真希さんは誰かに電話した後椅子に座った


美海「……」


やばいこの沈黙……多分聞かれることは分かる


真希「菊から全部聞いた」


美海「?!……」


それって私がまきさんを好きな事も……


真希「なんで菊の作戦に載った?」


ドクンッドクン……


美海「それは……」


真希「応えろ」


真希さんはいつも以上に冷たい声で問いかけた


美海「あなたが好きです……」


真希「……」


美海「……わかってます伽耶さんがいるのも、私は子供なので恋がなんなのか分からないお子ちゃまです。貴方は大人で考える事も違う。冷たくて、でも言葉は優しくて、関わったのも数日で恋に落ちて……馬鹿だってわかってます。でも、一緒にいるうちにやっぱり好きだって思って何度も諦めようとしました。でも無理で……好きで……す。」


真希「…………お前の気持ちは嬉しいけどな、それは一時の迷いだ。お前は俺たちに関わりすぎた、今回の事は目を瞑る、だが二度とこんなことはするな。勇気だった荷物は今から菊と星矢が持ってくる」


美海「…………はい。ひとつ聞いていいですか」


真希「なんだ」


真希さんは顔色変えずに私の顔を見た


美海「助けてくれたのは真希さんですか?」


真希「菊がお前を助けた」


美海「そうだったんですね、後でお礼しなきゃですね……真希さん」


真希「なんだ」


美海「ありがとうございます」


真希「ああ」


真希さんは何も言わずに病室を後にした1度も振り返ることもなく


美海「……」


ポタ……ポタポタ……


美海「ヴヴ……分かってたけど……きついよ〜うわぁぁぁ……あああ……ううう……」


両手で目を押さえたはずの涙はあまりにも多く次から次えと溢れ出た。


嘘つき……助けたのは真希さんだって分かってるのに
最後の最後まで私を突き放すんだ……優しい……


美海「優しすぎです……あああ……ううう……」


部屋中に私の声が響いた。まるで私が泣くことを予想してなのか一人部屋だった。


私は涙が枯れるまで泣いた……泣き続けた


嘘をつき続けた罰はあまりにも悲しかった。