冷酷組長は泣き虫、天然に恋をした


菊「菊兄貴……俺遅かったです?直ぐに戻「勇気」」


勇気「それ以上!」


菊「聞いたんですね」


勇気「聞きたくない」


菊「もうこれ以上は貴方が壊れるその前に」


勇気「夏休みの間は、ここにいます。
決めましたから」


菊「私は賛成できません」


勇気「嫌です」


菊「勇気」


美海「いや!たとえ叶わなくても夏休みだけ近くにいたい……」


私は菊さんの話を終わらせ広間に向かった


菊「勇気待って!」


とにかく話にならないように急いで広間に戻った


スパ!


星矢「おお!いきなり開けんなびっくりするだろ」


私は無視して席に戻り急いでご飯を食べた


月「そんなにかきこむと詰まるよ」


カッカッ!


全部食べ終わりたとうとした瞬間


菊「話があります」


勇気「ッ!俺は無いです」


菊「私はあります」


勇気「俺は無い」


キキ「菊のやつ勇気の前に立って何やってんだ?」


秀「??」


菊「ゆ「うるさい!!」……」


全員「……」


くま「おい、お前……」


叶夢「……」


凱斗「……」ごくッ


次の瞬間


菊「ッ!!」


グィッ!!


勇気「うわっ!」


腕を捕まれ無理やり立たされた



菊「いい加減にしろ」


勇気「?!!ッ……」


いつもの声とは完全に逆で低く怒りに満ちていた
私は菊さんの優しさに甘えていただけなのかもしれない
本当はこれが素なのだときずいた


菊「全部が全部通ると思うなお前とじゃ見る世界が違う!いい加減分かれ!!」


全員「?!」


勇気「うっ……はぁ……く……」


私はあまりの怖さに言葉もでず震えて泣くことしか出来なかった


諦めて帰る決意を言葉に出そうとした瞬間


勇気「ご「あんまり猫を虐めんなよお前
俺みたいになるぞ」」


その人は大きな手を私の両目に被せ周りを見えたくしてくれた



菊「凱斗」


叶夢「菊一旦外出るぞ、神楽こい」


神楽「ああ」


スタスタ


声と音だけが私の耳に入った。


3人が出た事がわかった瞬間震えは大粒の涙に変わった。


凱斗「今日だけはいじめねぇ」



そう言って凱斗さんは私を抱きしめた。


勇気「あ、……うう……うわぁぁぁ……あぁ……」


今私は男という概念ではなかった。凱斗さんを
抱き締め返して泣きじゃくった。
あまりにも自分が身勝手でわがままかを
思い知らされたから。


勇気「うう……うわぁぁぁ……ヒック……ヒック」


菊さんの思いも無視して自分だけ考えてた。
私を思って菊さんも辛いのに
私は甘えれると思ってたから


勇気「ごめんなさい……うう、ごめん、なさい」


凱斗「泣け、ないた分お前は強くなる」


星矢「勇気」


全員「……」



勇気「ヒック……ヒックただもう少しだけ……うう」


凱斗「……」


菊さんごめんなさい