「それは、楽しみだな?」 流石は高崎の血って所だな。 俺達、似てる所は少ないのに、その根本は同じって事なのかも知れねぇ。 「朔、お互いに狂ってるな?」 「まぁね?でも、それが俺だし。」 ふっと笑った朔が自分の酒をあおる。 「ふふ、だからさ?莉茉さんには指一本も触れさせないから、兄貴は安心して?」 「あぁ、頼む。」 優秀な弟だ。 桜樺での、莉茉の身の安全は完璧に守られる。