「…………暁?」 不思議そうに俺を見上げる莉茉の額に、誓うように口付ける。 「他には無いのか?」 「他?」 「あぁ、参考書以外に莉茉の欲しい物。」 もっと頼ってくれれば良い。 何処までも、どろどろに甘えさせたい。 …………俺の側から離れなれなくなるくらいに。