「ふふ、本当に頼さんにそっくりなんだから。」 頬を染めたお母さんは、くすりと妖艶に微笑む。 「…………親父と一緒にすんな。似てねぇよ。」 「そう?」 不本意だと言わんばかりの顔をする暁から、お母さんの瞳が私なの向けられる。 ぶつかる視線。 その瞬間、 はっとしたような表情を、お母さんは浮かべる。 「莉茉ちゃん、驚かせてごめんなさいね?」 はらはらしていた私に、お母さんは申し訳なさそうに目尻を下げた。