寵愛の姫 Ⅲ【完】



「莉茉ちゃん!!」



暁の部屋に案内して直ぐ、



その部屋のドアが誰かによっと開かれる。






…………大きな音をたてて。




あまりにも大きな音に、暁の部屋を眺めていた私の肩がびくりと跳ね上がる。



「っ、お母さん……。」



振り返れば、顔を輝かしたお母さんの姿。



びくりした。



ばくばくと心音がまだ高鳴っている。