「そんなに大きいか?」 「はい!!?」 驚いた表情を浮かべた莉茉の視線が俺へと向けられる。 「………暁…。」 「うん?」 「絶対に可笑しいと思う。」 「可笑しい?」 何がだ? 怪訝に眉をひそめるが、莉茉の顔は至って真面目で。 俺の事を心底、可笑しいと思っているらしい。