「ーーーもうすぐ、3時だな。」 「うん。」 「丁度良いから、このまま校庭に行くか。」 「…暁、良いの?」 「あぁ。」 その瞬間、ぱっと、俺を見上げる莉茉の顔に満面の笑みが広がっていく。 「やった、ありがとう、暁。」 喜びを隠す事のない莉茉が、俺の腕に擦り寄る。 「…そうだ、暁?」 「ん?」 「暁も食べる?」 にっこりと微笑んだ莉茉が、俺に綿菓子を差し出す。 「…ん。」 ぱくりと、莉茉が差し出した最後の綿菓子を口に含めば、甘さが口内に広がった。