ーーーーーだが。 「………。」 ちらりと、周囲に目をやる。 食事を終わらせて、ご機嫌に歩く莉茉に、集まる多数の視線だけは、鬱陶しい。 男は、欲情を孕んだ瞳を。 女は、嫉妬に歪んだ顔を向ける。 「………………莉茉?」 莉茉の細い腰を引き寄せて、周囲に見せ付けるように、自分の腕に力を込めた。 「うん?」 「次は、どこに行きたい?」 ………………こいつは、俺のもんだ。 沸き上がる、独占欲。