「ーーーーあれ?」 「………、神無。」 教室に戻って来た神無の姿に、俺の頬が緩む。 ………………あぁ、やっぱり。 俺の唯一無二は、神無だ。 他の誰にも、代わりにはなり得ない。 この胸を、高鳴らせるのは、彼女だけ。 「っっ、さ、朔くん…。」 喚く声も、無視。 馬鹿な女には一切、見向きもせず、愛おしい神無の元へと足を進める。 「………神無。」 「あ、朔くん。」 俺に気が付いた神無が、ぱっと、その顔を輝かせ、ふわりと、微笑んだ。