「っっ、」
目の前の女が、目を見開く。
何がいつもと違う、だ。
どうせ、俺の表面しか見えていないくせに。
「勘違いしないでくれる?」
「………勘、違い?」
「ちょっと愛想良くしただけで、俺を知った気になるな。」
反吐が出る。
知った気になった、目の前の女に。
「っ、酷いっ…。」
「酷い?」
涙目の女の呟きに、俺は鼻で笑った。
「酷いのは、どっちだよ。」
「え?」
「裏であんたらが神無にしてる事を、俺が全く知らないとでも思ってる?」
ーーーーなぁ、俺を馬鹿にするのも、いい加減にしろよ?
そう、吐き捨てれば、目の前の馬鹿な女達が顔を真っ青にさせて、唇を噛み締めた。



