「ふふ、では、後はお願いしますよ?」 「あぁ、莉茉に触れようとした事を、きっちりと後悔させてやるさ。」 にひるに、天野先輩が笑った。 それも、一瞬で。 「ーーー連れて行け。」 冷たく吐き捨てた天野先輩の命令に、数人の龍神の面子が機敏に動き出す。 そして、最後に。 「高崎莉茉に手を出せば、俺達、龍神をも敵に回すと思え。」 ぐるりと、教室内を見渡した天野先輩は、忠告を落としてから出て行った。