「彼等には、天野先輩が存分に“お仕置き”をしてあげて下さいね?」 目障りなんよ。 邪魔な虫は、早急に駆除しなくては、ね? 2度と、莉茉さんに関わろうと思わないように。 そう、考えないよう、馬鹿な男達に徹底的に恐怖感を植え付ければ良い。 「当たり前だ。」 ぎらりと、天野先輩の瞳が、残忍に光る。 「こいつらは、汚ねぇその手で、莉茉に触れようとしたんだからな。」 男達に向ける瞳は、鋭い。 この人も、大概、一途に莉茉さんを思ってるよね。 ………………絶対に報われないと知りながら。