「ーーーーさて。」 莉茉さんと兄貴がいなくなったのを確認し終わった俺は、馬鹿な男達に向き合う。 「君達の処遇だけど。」 ゆっくりと。 魅せるような動作で、俺は優美に首を傾げた。 「「っっ、」」 「………、」 そんな俺に、ちらほら顔を赤らめる奴がいるのは、自分の意識の外に追い出して。 うん、男もとか、あり得ないし。 見なかった事にする。 莉茉さんに触れようとした、馬鹿で愚かな3人の男達に、俺は目を細めた。