「うん?」 私に向けられる、いつもの優しい暁の瞳。 それに、ほっと胸を撫で下ろす。 「あの、さ?」 だからって、これで安心してらいけない。 どうにかして、この場から暁を連れ出さなくちゃ。 その思いで、私は口を開く。 「私、もう、休憩時間なの。」 「そうか。」 「だから、このまま一緒に他のクラスの出し物を見に行かない?」 このクラスなの暁がいたら、ヤバイもの。