「暁…?」 自分の名前を呼ばれて視線を隣に向ければ、目を丸くする莉茉の姿。 「朔に電話?」 「あぁ、文化祭の衣装は、変更になったぞ?」 「え、本当に?」 「あぁ。」 「…そっか、良かったよ。」 ほっとしたように、身体から力を抜いた莉茉が、その顔を緩ませる。 「流石にメイド服は、恥ずかしいしね?」 「………俺が他の奴等がいる文化祭で莉茉に、そんな服を着させる訳がないだろ?」 想像しただけで、胸糞が悪ぃ。 眉をひそめた俺は、莉茉の腰を引き寄せた。