「ーーーーで、莉茉のクラスは、文化祭で何をするのか決まったのか?」 「うん、私達のクラスは、喫茶店に決まったよ。」 にっこりと、莉茉が微笑む。 「喫茶店?」 「そう、喫茶店。」 ココアをまた一口飲んだ莉茉が、こくりと頷く。 「………、その、神無がね?」 「朔の女がどうした?」 「喫茶店が言いなって、ぽろりと呟いたらさ。」 「うん?」 何で、莉茉は苦笑いを浮かべてるんだ? 俺は、首を捻った。