「じゃあ、一緒に文化祭を楽しもうね?」 「………うん。」 ーーーー頑張って、みようかな。 ここには、神無や朔がいるんだから。 私も、楽しまなきゃ。 「ふふ、今年は何をするのかな?」 楽しみ、と神無は鼻歌を奏で、上機嫌で黒板へと、その視線を向ける。 「ーーー他に案はありますか?」 文化祭実行委員の声に次々と上がる、生徒達の手と多数の案。 縁日に。 劇。 カフェ。 種類は、様々。