「………………ねぇ、神無。」 目の前の親友を小さな声で呼べば、神無がゆっくりと後ろに振り返る。 「うん?」 「あの、聞きたいんだけど。」 「何?」 神無が首を傾げた。 「文化祭って、やるの?」 「勿論、やるよ?」 「………いつ?」 嫌な予感がする。 ………………えぇ、思いっきり、ね。 「あぁ、莉茉は桜樺の文化祭をやるの、これが初めてだもんね?」 「………うん。」 「桜樺の文化祭は、毎年、10月の初めだよ?」 にっこりと、神無が微笑んだ。