「えぇ、勿論です。」 ゆっくりと、暁が秀麗に口角を上げて、お父さんに力強く、しっかりと頷く。 「莉茉は、必ず俺が幸せにします。」 「………、頼みます。」 小さく暁に頷いたお父さんの視線が、黙り込む私へと向けられる。 「莉茉、幸せになりなさい。」 「………うん。」 なるよ、絶対に。 「ーーーー暁と、幸せになる。」 暁と、夢見た明るい家族を作るよ。 あんな孤独で、寂しい家じゃなく。 ーーーー温かい家庭を。 暁と一緒に。