「………。」 ぐっと、口をつぐむ父親は、理解している。 俺から莉茉を奪えば、自分がどうなるか。 ………その末路を。 己の経営する会社だって、只では済まされない事だって、目の前の父親は理解している。 「ーーーーーさぁ。」 ゆるりと、口角が上がる。 あんたの人生も、返事次第。 保身を取るか。 莉茉を、俺から奪うか、その2択。 「どう、なさいますか?」 まぁ、そうなったら。 ………………俺から莉茉を奪おうとした瞬間、徹底的に壊滅に追い詰めるがな。