「可愛く指輪を喜んだ莉茉ちゃんを、美味しく食べちゃった?」 「………。」 ………なぁ。 卑猥な事を聞く大雅を、ぶん殴らなかった自分は、本当に偉いんじゃねぇか? 「………うぜぇ。」 何で、お前に教えなくちゃいけないんだよ。 ぼそりと呟いて。 にやにやと締まりのない大雅の顔から、俺は書類に視線を戻す。 「え、無視なの?」 「………。」 喚く大雅の声に、イラつきそうが増した。