「あぁ、それにうざい。」 「!!?」 効果音が付きそうなぐらい、ショックを受ける大雅から、手元の書類へと視線を向ける。 「っっ、あ、暁?」 「あ?」 まだ何かあんのかよ。 静かになると思ったのに、勘弁してくれ。 怪訝な眼差しを俺が向ければ、大雅がへらりと微笑む。 「莉茉ちゃん、暁からの誕生日プレゼントの指輪、喜んでくれた?」 「………………あぁ。」 泣いて喜んだな。