「うん、大丈夫。」 にっこりと微笑めば、暁の暖かくて大きな手に頭を撫でられる。 とても丁寧に。 繊細な壊れ物を扱うかのよう。 その瞳も優しげに細められる。 「なら、次の応用問題もやってみろ。」 「うん!」 暁に促されて、また問題集に向き合った。