「うんと、学校に行ったら暁は側にいられないから、さ。」 「から?」 「…………、暁の香りだけでも、と思って…。」 恥ずかしそうに頬を染める莉茉に、思わず俺の口角が上がる。 「莉茉?」 「うん?」 「もしかして、誘ってんのか?」 莉茉から誘ってんなら、このまま食っても何も問題はないよな? それなら、俺は悪くない。 にやりと笑った俺は、莉茉の甘い唇に口付ける。