ここ数日の反響はすごかった。
あの後、鹿島杏奈の取り巻きたちをボコボコに薙ぎ倒し血祭りにあげたのだが、2階のロビーは地獄絵図。天の皆様からは拍手喝采をいただいたのだが、周りの人たちはそうもいかないわけで…。
「あ、ほら東堂、また見てるぞ」
「はぁ…」
『東堂律最強説』という凄まじく心外な噂が流れているそうだ。
「最強じゃなくて最凶だよな」
などとふざけたことをぬかす小田の頭をペーンッと叩くと、大袈裟に痛がったフリをする。
「結局東堂といると目立つんだけど」
「私のせいじゃないし」
みんなが私に構ってくるからじゃんか。
最強説ね…。もう好きにしてくれ、という気持ちでいっぱいだが、もうひとつ、訳の分からない現象が起きている。
「東堂さん…かっこいい…」
「見て!東堂さんがいるよ!!」
「俺らの女神…」
何故かは分からないが、私にファンができている、らしい。
「女神ではないよな」
「それは私も同感」
「あれを目の当たりにして女神て」
「噂に尾ひれがついてんだよ。知らないけどさ」
誰かに好かれたいとか、逆に怖がられたいとか、そういう気持ちが全くなかっただけに、ファンというものができてすごく戸惑っている。
それにだ。
男に好かれることは多々あったが、女の子から好かれることはあまりなかったため、どう接していいのか分からない。
「遠くから見てくるぶんにはいいんだけどね」
「まぁ話しかけてはこないだろ。いきなり暴れ出すかもしれないし」
「誰がゴリラだ」
「言ってない」
顔に書いてんだよクソ小田。
「でも暫くは平穏に過ごせそうじゃん」
「元凶を潰したからな」
鹿島杏奈の名声は地に落ちた。
噂とはすごいもので、鹿島杏奈の悪事が出るわ出るわで、今学校ではその話題で持ち切りだ。いろんな人を手玉にとるために、大層な人数の男と仲良くしていたらしい。腹黒女って怖いね。
あの後、宙吊りのまま彼女がどうなったのかは知らない。誰かが下ろしてあげるだろう、と思って放置した。お腹すいてたし。
私の仕返しがお気に召したようで、天の皆様、特に金髪とチビの2人は永遠に笑ってた。陽ちゃんにはちょっと怒られたけど。
「もう学校来てんのかな」
「いやー、来れないでしょ、あんな姿晒したら」
「メンタル強いじゃん、あの女」
学校に来なきゃ出席日数が足りなくて留年になるからなぁ。結局奴は学校に来るしかないのだ。
「まぁでも、もう私に何かしてくることはないだろうし、関わらないのが1番」
「それはそう」
が、そういうわけにもいかないのが私という人間らしい。
あの後、鹿島杏奈の取り巻きたちをボコボコに薙ぎ倒し血祭りにあげたのだが、2階のロビーは地獄絵図。天の皆様からは拍手喝采をいただいたのだが、周りの人たちはそうもいかないわけで…。
「あ、ほら東堂、また見てるぞ」
「はぁ…」
『東堂律最強説』という凄まじく心外な噂が流れているそうだ。
「最強じゃなくて最凶だよな」
などとふざけたことをぬかす小田の頭をペーンッと叩くと、大袈裟に痛がったフリをする。
「結局東堂といると目立つんだけど」
「私のせいじゃないし」
みんなが私に構ってくるからじゃんか。
最強説ね…。もう好きにしてくれ、という気持ちでいっぱいだが、もうひとつ、訳の分からない現象が起きている。
「東堂さん…かっこいい…」
「見て!東堂さんがいるよ!!」
「俺らの女神…」
何故かは分からないが、私にファンができている、らしい。
「女神ではないよな」
「それは私も同感」
「あれを目の当たりにして女神て」
「噂に尾ひれがついてんだよ。知らないけどさ」
誰かに好かれたいとか、逆に怖がられたいとか、そういう気持ちが全くなかっただけに、ファンというものができてすごく戸惑っている。
それにだ。
男に好かれることは多々あったが、女の子から好かれることはあまりなかったため、どう接していいのか分からない。
「遠くから見てくるぶんにはいいんだけどね」
「まぁ話しかけてはこないだろ。いきなり暴れ出すかもしれないし」
「誰がゴリラだ」
「言ってない」
顔に書いてんだよクソ小田。
「でも暫くは平穏に過ごせそうじゃん」
「元凶を潰したからな」
鹿島杏奈の名声は地に落ちた。
噂とはすごいもので、鹿島杏奈の悪事が出るわ出るわで、今学校ではその話題で持ち切りだ。いろんな人を手玉にとるために、大層な人数の男と仲良くしていたらしい。腹黒女って怖いね。
あの後、宙吊りのまま彼女がどうなったのかは知らない。誰かが下ろしてあげるだろう、と思って放置した。お腹すいてたし。
私の仕返しがお気に召したようで、天の皆様、特に金髪とチビの2人は永遠に笑ってた。陽ちゃんにはちょっと怒られたけど。
「もう学校来てんのかな」
「いやー、来れないでしょ、あんな姿晒したら」
「メンタル強いじゃん、あの女」
学校に来なきゃ出席日数が足りなくて留年になるからなぁ。結局奴は学校に来るしかないのだ。
「まぁでも、もう私に何かしてくることはないだろうし、関わらないのが1番」
「それはそう」
が、そういうわけにもいかないのが私という人間らしい。
