王子様たちに毎日甘く溺愛されて

心の中で瀬野先輩にたくさん感謝をして、早速私も仕事を始める。



掃除は嫌いじゃない、雑用も嫌いじゃない。



こうなったらほこり一つない部屋にしてやると意気込んで部屋の隅に置いてあるほうきを手に取った。



床をきれいにしようと思ったんだけど…こりゃ無理だ。



あまりにも物が多すぎる。



生徒会室ということもあり特に色々な書類が散らばっている。



捨てていいか私には判断できないけど、この書類を片づけないと始まらない。



これは大仕事になりそうと思いながら、たくさんの紙を年度ごとに分けていく。



五年も前の書類まであってちょっとぞっとする。



捨ててもよさそうなものはまとめておこう。



それぞれが自分の仕事を始めると部屋はとても静かでパソコンの文字を打つ音と紙のこすれる音がよく響く。



なんでもやり始めると集中しちゃうなぁ。



仕事をやり始めてから、約30分。



散らばっていた書類も半分くらいは片付いてきた。



「飲み物買ってくる」



ぽつりと糸瀬くんが言う。