王子様たちに毎日甘く溺愛されて

あまりにも対応が大人だからそう思ってしまうだけ。



「鈴音、学校頑張ってね」



律希くんの笑った顔が脳裏に浮かぶ。



律希くんは私の幼馴染だ。



一つ年が違うけど、昔から仲が良くてお兄ちゃんみたいに思っている。



家が近くて家族ぐるみで仲がいいからよく一緒にご飯に行ったりするんだよね。



なんでも完璧にこなす王子様みたいな律希くんは他校の生徒会長も務めている。



とっても自慢でかっこいい幼馴染なんだ。



だけど恋愛が絡んでいるだとかそんなことは一切ない。



律希くんには私みたいな子供っぽいやつなんか眼中にないはず。



もっと美人で高嶺の花って感じの女の子が似合う。




「キーンコーンカーンコーン」



中庭に昼休みの終わりを告げるチャイムの音が響く。



いつもだいたい恋バナとかくだらない話をしていたらあっという間に昼休みは終わってしまう。