「しかし街中で爆破となると、恐ろしいな。この世に犯罪者はごまんといるぞ」
修二が顎に手を当てる。彼が危惧していることは何かすぐにわかった。次の爆破もまた街中で起こるのでは、そして一般市民が巻き込まれるのでは、ということである。実際、昨日の爆破事件を受けて、SNSでは「子どもが爆破を怖がって学校を休んだ」といった投稿も目立っていた。
「早く解決しないとな……」
ポツリと呟いた紫月に、蓮が「それなら!」と少し引き攣った笑みを浮かべながら近付いてくる。蓮の指は紫月のスーツの胸ポケットを指した。
「ここに、事件解決を手伝ってくれる味方がいますよね」
紫月はスマホを取り出した。
紫月が電話をかけて約一時間ほどが過ぎた頃、「未解決事件捜査課」のドアがノックされた。「はい」と紫月が答えると、ドアがゆっくりと開く。そこには真夜とアノニマスが立っていた。紫月が呼び出したのだ。
アノニマスはカーキのガーゼ生地素材のドレスを着ていた。頭には同じ色と生地のボンネットを被り、その顔には翡翠を演じる時の笑みがある。
修二が顎に手を当てる。彼が危惧していることは何かすぐにわかった。次の爆破もまた街中で起こるのでは、そして一般市民が巻き込まれるのでは、ということである。実際、昨日の爆破事件を受けて、SNSでは「子どもが爆破を怖がって学校を休んだ」といった投稿も目立っていた。
「早く解決しないとな……」
ポツリと呟いた紫月に、蓮が「それなら!」と少し引き攣った笑みを浮かべながら近付いてくる。蓮の指は紫月のスーツの胸ポケットを指した。
「ここに、事件解決を手伝ってくれる味方がいますよね」
紫月はスマホを取り出した。
紫月が電話をかけて約一時間ほどが過ぎた頃、「未解決事件捜査課」のドアがノックされた。「はい」と紫月が答えると、ドアがゆっくりと開く。そこには真夜とアノニマスが立っていた。紫月が呼び出したのだ。
アノニマスはカーキのガーゼ生地素材のドレスを着ていた。頭には同じ色と生地のボンネットを被り、その顔には翡翠を演じる時の笑みがある。


