徳富小百合(とくとみさゆり)、四十歳。老人の運転する車の前にわざと飛び出し、「轢かれた」と騒いで示談金を受け取っていた詐欺師。半年前に出所済み。
三人とも許されない罪を犯した人物である。しかし、爆弾の餌食になっていいのかと聞かれればイエスと答える捜査員はいないだろう。
「この三人を捜査一課は警護するのか?」
紫月の問いに蓮は首を横に振る。その顔はどこか苦しそうに見えた。
「捜査一課は、この三人を囮に使うみたいです。三人の誰かに爆弾が送り付けられるだろうから、それを見届けて犯人を現行犯逮捕するって」
「ハァ!?」
驚いて言葉を失った紫月の代わりに尚美が声を上げた。彼女も酷く混乱している様子だ。
「天下の捜査一課が人の命を軽んじるような方針を取ったわけ?これ、メディアが嗅ぎ付けたら叩かれること間違いなしよ」
確かに爆弾で新たな被害者が出てしまったのなら、未然に事件を防げなかった警察へのバッシングは凄まじいものになるだろう。蓮は慌てて言った。
三人とも許されない罪を犯した人物である。しかし、爆弾の餌食になっていいのかと聞かれればイエスと答える捜査員はいないだろう。
「この三人を捜査一課は警護するのか?」
紫月の問いに蓮は首を横に振る。その顔はどこか苦しそうに見えた。
「捜査一課は、この三人を囮に使うみたいです。三人の誰かに爆弾が送り付けられるだろうから、それを見届けて犯人を現行犯逮捕するって」
「ハァ!?」
驚いて言葉を失った紫月の代わりに尚美が声を上げた。彼女も酷く混乱している様子だ。
「天下の捜査一課が人の命を軽んじるような方針を取ったわけ?これ、メディアが嗅ぎ付けたら叩かれること間違いなしよ」
確かに爆弾で新たな被害者が出てしまったのなら、未然に事件を防げなかった警察へのバッシングは凄まじいものになるだろう。蓮は慌てて言った。


