「わかってるよ、父さん」
男は袋を茂みの中に放り込む。この山の奥深くで立ち入る者はほとんどいない。見つかることはない。そう二人の男は強く信じていた。否、信じなくてはならなかった。
あの袋の中身はパンドラの箱のようなものだ。決して開けてはならない。恐ろしいものが入っている。
「……よし、行くぞ!」
二人の男たちは山を降りていく。茂みの中に放置された袋に、一匹の蝿が止まった。
修二がアメリカに旅行に行って二日。紫月はその日は非番だった。午前九時半、紫月はベッドの上で寝返りを打つ。
「もうこんな時間か……」
せっかくの非番は何をしようかと紫月はゆっくりと起き上がりながら考える。少し考えた後、駅前にカフェが新しくできたことを思い出した。そのカフェはフレンチトーストがおいしいとSNSで話題になっていた。
「よし、そこで朝ご飯を食べよう」
色鮮やかなフルーツと真っ白なホイップクリーム、甘いメープルシロップにミントがちょこんと添えられたフレンチトーストが紫月の頭に浮かぶ。食欲が一気に湧いてきた。
男は袋を茂みの中に放り込む。この山の奥深くで立ち入る者はほとんどいない。見つかることはない。そう二人の男は強く信じていた。否、信じなくてはならなかった。
あの袋の中身はパンドラの箱のようなものだ。決して開けてはならない。恐ろしいものが入っている。
「……よし、行くぞ!」
二人の男たちは山を降りていく。茂みの中に放置された袋に、一匹の蝿が止まった。
修二がアメリカに旅行に行って二日。紫月はその日は非番だった。午前九時半、紫月はベッドの上で寝返りを打つ。
「もうこんな時間か……」
せっかくの非番は何をしようかと紫月はゆっくりと起き上がりながら考える。少し考えた後、駅前にカフェが新しくできたことを思い出した。そのカフェはフレンチトーストがおいしいとSNSで話題になっていた。
「よし、そこで朝ご飯を食べよう」
色鮮やかなフルーツと真っ白なホイップクリーム、甘いメープルシロップにミントがちょこんと添えられたフレンチトーストが紫月の頭に浮かぶ。食欲が一気に湧いてきた。


