紫月の言葉は雑踏の中に消えていく。頰を涙が伝った。
どれほど紫月はツリーの前で呆然としていたのだろうか。気が付けば自宅のマンションまで帰っていた。重い心と体を引き摺るように歩き、自分の住む部屋の前まで向かう。
「あれは……」
紫月の部屋のドアの前に小包が置かれていた。宅配の荷物のようだ。しかし、紫月は何も荷物は頼んでいない。
(配達員が届け先を間違えたのか?)
紫月は小包を持ち上げ、伝票を確認する。送り主の名前を見て驚いた。「泉翡翠」と書かれている。
「アノニマス!?」
紫月は部屋の中へと入り、小包を開ける。緊張で手が震えてしまった。小包の中には手紙とプレゼントが入っていた。プレゼントはケーキの柄のネクタイだった。そして手紙にはこう書かれている。
『少し早いがクリスマスプレゼントだ。ケーキ好きだろう?今までありがとう』
紫月はフッと笑ってしまう。ケーキは好きだ。しかし、このネクタイを警視庁にして行くことはできない。優我や智也に笑われるのがオチだ。
「アノニマス」
紫月はお礼の電話をしようとスマホを取り出した。しかし、アノニマスに電話が繋がることはなかった。
どれほど紫月はツリーの前で呆然としていたのだろうか。気が付けば自宅のマンションまで帰っていた。重い心と体を引き摺るように歩き、自分の住む部屋の前まで向かう。
「あれは……」
紫月の部屋のドアの前に小包が置かれていた。宅配の荷物のようだ。しかし、紫月は何も荷物は頼んでいない。
(配達員が届け先を間違えたのか?)
紫月は小包を持ち上げ、伝票を確認する。送り主の名前を見て驚いた。「泉翡翠」と書かれている。
「アノニマス!?」
紫月は部屋の中へと入り、小包を開ける。緊張で手が震えてしまった。小包の中には手紙とプレゼントが入っていた。プレゼントはケーキの柄のネクタイだった。そして手紙にはこう書かれている。
『少し早いがクリスマスプレゼントだ。ケーキ好きだろう?今までありがとう』
紫月はフッと笑ってしまう。ケーキは好きだ。しかし、このネクタイを警視庁にして行くことはできない。優我や智也に笑われるのがオチだ。
「アノニマス」
紫月はお礼の電話をしようとスマホを取り出した。しかし、アノニマスに電話が繋がることはなかった。


