「芥川さん……そんな……」
修二の目には迷いはない。目の前にいるのは、「憧れの上司」ではなく「大量殺人犯」。紫月は自身の手が初めて震えていることに気付く。
修二の瞳は逸らされることなく紫月を見ていた。その目には力強さはない。それに気付いた紫月は、修二が何故自身の目の前で殺人という大罪を犯し、連続殺人をしてきたという告白をしたのか、修二の心の叫びを察した。
(俺が、この人を止めなくちゃいけない……)
紫月は懐から手錠を取り出した。そしてゆっくりと修二に近付く。彼は安堵した表情を浮かべていた。紫月は気持ちが高ぶるのを必死に堪え、言わなくてはならない台詞を告げる。
「芥川修二。正宗雷の殺人容疑で逮捕する」
修二の手を掴む。彼は穏やかな顔をようやく見せた。抵抗することなく、手錠がかけられる。紫月の目の前がぼやけた。
「そんな顔をしないでくれ。俺はもう刑事じゃなくて犯罪者だ」
「……はい」
修二の目には迷いはない。目の前にいるのは、「憧れの上司」ではなく「大量殺人犯」。紫月は自身の手が初めて震えていることに気付く。
修二の瞳は逸らされることなく紫月を見ていた。その目には力強さはない。それに気付いた紫月は、修二が何故自身の目の前で殺人という大罪を犯し、連続殺人をしてきたという告白をしたのか、修二の心の叫びを察した。
(俺が、この人を止めなくちゃいけない……)
紫月は懐から手錠を取り出した。そしてゆっくりと修二に近付く。彼は安堵した表情を浮かべていた。紫月は気持ちが高ぶるのを必死に堪え、言わなくてはならない台詞を告げる。
「芥川修二。正宗雷の殺人容疑で逮捕する」
修二の手を掴む。彼は穏やかな顔をようやく見せた。抵抗することなく、手錠がかけられる。紫月の目の前がぼやけた。
「そんな顔をしないでくれ。俺はもう刑事じゃなくて犯罪者だ」
「……はい」


