無事に結婚式は終わり。
私とレンは離宮で一夜を過ごし。
今日からは一段と戦に本腰を入れて頑張っていこうという、そんな日。
離宮で目覚めた私の目には、綺麗なレンの顔があって。そして綺麗な紺碧の瞳が私を見つめている。
「っ!?」
「おはよう。」
爽やかにおはようって。
あれ?私昨日いつの間に寝たの?
無意識に昨夜の記憶を辿ると、それはそれはもう朝から顔が熱くなるような出来事が思い出される。
「…また赤くなって、なに思い出したの?」
「〜っ!」
寝起きは辛い。
辛いが、動かねば。
「可愛い。」
ほら、また動けなくなる。
私の動き出しが遅過ぎて、またもやレンの腕の中に閉じ込められる。