(一)この世界ごと愛したい





コンコン。


とドアを叩く音が鳴り、しばらくしても返事がないのでその鍵の掛かっていないドアを開き、第三王子が迎えに来た。



しかし、大量の本に囲まれて眠っている私を発見しどうしようかと考えている。




「…あの時間からこんなに沢山読んだのか。」



王子は驚き、そしてその本の側で眠る私に視線を向ける。




「これは、起こしていいものなのかな。」



王子は迷った結果。


すぐに起きるだろうと悠長に考え、私の隣に腰掛け散らばった本の中から一冊手に取り読み始める。