(一)この世界ごと愛したい






翌朝。


稽古があるので、まだまだ眠たい私をるうが無理矢理起こした。




「俺出掛けるからな?ちゃんと起こしたんだから早く着替えて支度しろよ?」


「…んー。」


「王子が迎えに来るんだからな?」


「あー…。」



そうだった。


そんな約束したわ、確かに。



でも眠いものは眠いし。




「じゃあ行って来る。」


「…いって…らっしゃい。」



私は眠い目を擦りながら、ドアまでるうを見送った。


鍵を掛け忘れたのに気付かないまま、私は再び眠たい衝動のまま、再びベッドに入り込む。






…気付けば再び、夢の中。