そんな話をしていたら、もう王都。
国門の前まで来てしまった。
それはそれは、国民達が盛大に迎えてくれて。
各々馬から降りて、ここからは歩いて向かうことにした。
「姫様ー!!!」
「おかえりなさーい!!!」
沢山の歓声をもらって、私は微笑む。
「みんな元気そうでよかったー。」
「そうだな。」
「…城壁の復興も問題ないね。あ、軍部にちょっと寄っていい?」
「お前なあ…。」
ハルが呆れたように溜め息を吐く。
そして、次の瞬間。
そんなハルが突然私を抱き上げた。
「ハルっ!?」
「…もう大丈夫だから、お前は何も気にすんな。」
「でも…。」
「でもじゃねえ。とにかく国のことは考えるな。もうそれ以上何も背負わなくていい。」
そうだった。
今は、ハルがいるんだった。
もう私がやらなきゃって考えるのが当たり前になってたことに、自分自身で驚いた。
「…うん、わかった。」
「よし。」
満足そうにハルが笑ったから、思わず私も笑ってしまう。
「ハル様と姫様、相変わらず仲睦まじいこと。」
「見てるだけで幸せな気持ちになるな。」
「辛い旅路を乗り越え、ようやく会えたお二人だ。さぞ嬉しいだろうな。」
「陛下も天国でお喜びだろう。」
微笑み合うハルと私。
その姿を、国民達も嬉しそうに見つめ。
感動して涙を流す者もいる中。
「…どこまで抱えて練り歩く気だ。」
「見苦しい嫉妬はやめとけ。俺とリンは一心同体だから仕方ねえだろ。」
「気色悪いこと言うな。」
「んだと?」

