そんな私の不思議な発言に、ハルは首を傾げていたけれど。
るうはやれやれと言わんばかりに歩み出す。
「もう大分時間食ったし、早く行くぞ。」
「はーい。」
また、アレンデール城への道のりを三人で駆け抜ける。
「そういや、リン。」
「んー?」
「お前、火龍の話どうすんだ?」
「遅かれ早かれみんな知ることだもんねー。」
ママやアルも含め、アレンデールの重役達にどう説明するのかってことをハルは言いたいんだろう。
ママ驚くだろうなー。
そして悲しむだろうなー。
「別に説明してもいいけど重い話にしないでね。皆が心配するから。」
「お前は周りより自分の心配しろよ。」
「私はいいんですー。」
「よかねえだろ。ったく。」
ハルは呆れたように言うけど。
そんなことを言われても、それが私の性分なので仕方がない。どうしようもないです。
「いっそ、盛大に披露して帰ろうか?」
「お前は国ごと焼く気か。」
「そんなことしないよ。私の予想だけど…。」
私は試しに指の先に小さな炎を灯す。
その炎を、ハルに向かって撃つ。
「ばっ、熱っ!?……くない?」
「でしょー。」
「…なるほどな。だからリンは熱くねえのか。」
「そういうことー。」
燃やす対象も、私の自由自在。
もちろん。火力、規模、温度も自由。
まさに無敵です。
「チートだな。」
「全く可笑しな力だ。」
「これでリンは世界最強か。」
「阿呆か。俺は負けねえよ。」
ハルとるうがそう話して。ハルはこんな私にも負けないと言う。
…確かに、ハルには勝てそうにないな。

