「良かったです…あの、ありがとうございます」
安心したように小さく微笑んで、頬を染めて恥ずかしそうにお礼を言ってくれる彼女は、
ほんと、真面目で誠実で、同年代の女なんかと比べ物にならないくらい礼儀正しく言葉遣いが丁寧で。
彼女が今までどれほど死に物狂いで努力してきたのかなんて、過去なんて詳しく聞かなくたって分かる。
あんな小さな空間でひとり、どんな思いを抱いて暮らしてきたのか想像するだけで胸が抉られて。
もっと早く彼女に出会いたかった、なんてどうしようもない馬鹿なことしか考えられない。
だから、せめて、
「ねぇ、レイちゃん。俺と一緒に暮らそう」
これからは一番彼女のそばにいて、彼女のことをずっとずっと幸せにしたい。



