「(……彼?)」
ロバートさんの思い出したかのような声に、そっと離れて碧い瞳を見つめた。
「ああ、ルカくんだったかな?が私に宣言してくれた時の表情と、レイちゃんの今の表情、そっくりだよ。妬けちゃうくらい彼もとっても素敵な子だ」
あやめさんも言っていた、彼の宣言ってなんだったんだろう。
そう少し気になったけれど、ロバートさんに彼と似ていると言われてなんだかむず痒くて、彼を褒めてもらえたことが自分のことのように嬉しかった。
つい口元を緩めると、ロバートさんも微笑み返してくれた。
そんな温かい時間を過ごしていたんだけれど、
「ちょっと〜!レーーイ!!」
遠くから甲高い声が響いてきた。



